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論文

Radiation-induced polymerization of acrylic esters at high pressure and pressure-volume behavior of polymer-monomer coexistence system as polymerized

河西 俊一; 武久 正昭

J.Macromol.Sci.,Part A, A14(4), p.605 - 615, 1980/00

アクリル酸メチル(MA)、アクリル酸n-ブチル(BA)の高圧下における放射線重合およびas-polymerizedポリマー$$sim$$モノマー共存系のP-V挙動を測定した。両モノマーのP-V挙動はメタクリル酸エステルの場合とは異なり、2000kg/cm$$^{2}$$(MA)、1300kg/cm$$^{2}$$(BA)で異常性を示した。これに伴い重合挙動も変化し、これらの圧力で重合速度が極小となった。また3000$$sim$$4500kg/cm$$^{2}$$の圧力域で、両モノマー共に重合速度の圧力依存性をほとんど示さなかった。4500kg/cm$$^{2}$$以上では再び大きな圧力依存性を示した。共存系のP-V挙動は、これを作った圧力域に対応して、特徴的な挙動をした。これらを総合して、アクリル酸エステルは低圧側でエステル基を中心とした、また3000$$sim$$4500kg/cm$$^{2}$$の圧力域ではビニル基を中心としたモノマー分子の配列が起こるものと推論した。

論文

Pressure-volume behavior and radiation-induced polymerization of styrene at high pressure

貴家 恒男; 河西 俊一; 武久 正昭

J.Phys.Chem., 83(25), p.3290 - 3293, 1979/00

スチレンの圧力-体積(P-V)挙動の測定および高圧下の放射線重合挙動の検討を行った。比容積は40$$^{circ}$$C 2000kg/cm$$^{2}$$で急激な変化を示した。この急変に対応して重合挙動も変化した。2000~2800kg/cm$$^{2}$$の圧力域で、重合速度は活性化体積-50.5cm$$^{3}$$/molという大きな圧力依存性を示した。2800~4000kg/cm$$^{2}$$の圧力域では、重合速度はほとんど圧力依存性を示さず、その活性化体積は-4.3cm$$^{3}$$/molであった4000kg/cm$$^{2}$$以上では再び大きな圧力依存性を示した。63.3mol%のスチレンを含むスチレン~ベンゼン2成分系では、P-V挙動および重合挙動は実験圧力域でスムースで、重合速度の圧力依存性は-17.6cm$$^{3}$$/molの単一の活性化体積で記述できた。両者の比較からスチレンモノマーも加圧下で短距離では配列し、また、この配列にはベンゼン核およびビニル基部分が重要な役割をはたすと推論した。

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